#選挙でとめる気候危機 アクションガイド
2023.02.22
選挙期間は、政治家が有権者の言うことをもっともよく聞く期間です。この機会に、立候補者にアンケートしたり、演説のときに話しかけたり….いろいろ取り組んでみませんか?ゼロエミッションを実現する会・横浜による候補者アンケートの内容も掲載していますので、ぜひ、参考にしてください。
選挙で、わたしたちにできること、考えていきましょう。
(市長、知事、議員などの選挙が日本中で行われています。選挙ドットコムなどで、ご自分の自治体で選挙がないか、チェックをしてみてください)
目次
選挙の機会にできること・候補者のことを調べる
この機会に、どの候補者が温暖化対策を進めてくれそうか、候補者のWEBやSNSで調べましょう
(見てもわからなければ、電話やメール、直接会ってききましょう)
気になる候補者をみつけたら、ホームページだけでなく、Facebook や Twitter、インスタグラムなどもフォローしてみてください。わからないことや不明な点があれば、DMおくってみるのもアリです。
選挙の機会にできること・候補者と会って話す
気候危機がわかる政治家を増やそう
選挙期間やその前は「大事な一票」であるあなたの話に候補者が一番耳を傾けてくれるときです。候補者は、気候危機について知識のある人ばかりではありません。
気候危機の情報や、あなたがいつも思っている「こうなったらいいな」を伝えて「気候危機をわかっている政治家」を増やしましょう。
駅や街頭で演説している候補者を見かけたら、情報提供や質問をするチャンスです。
近づいて、「気候危機、どう考えてますか?」と聞いてみましょう。
話しかけるのが苦手なら、メールや手紙を通して聞いてもいいですね。
気候危機が深刻化しているニュースなどの情報提供も大事です。
あなたが若者なら、若者から候補者に「気候危機どう考えてますか?」と聞く #選挙で聞きたい気候危機 という運動があります。
選挙アンケートを実施する
ゼロエミッションを実現する会・横浜(ゼロエミ横浜)では、候補者の気候変動に対する考え方を知るために、アンケートを実施しています。
アンケート項目を共有しますので、よろしければ参考になさってください。
- 1. あなたは1.5℃の約束(産業革命以降の気温上昇を1.5℃に抑えること)を守りますか。
- 2. 横浜市は2030年に2013年度比で温室効果ガス削減目標は何%にすべきとお考えですか?
- 3. 新築住宅への太陽光発電設備設置の義務化(標準化)に賛成ですか?
- 4. 建築物の断熱について、国よりも高い基準をつくることに賛成ですか?
- 5. 運輸部門のCO2削減のため、横浜市が率先して都市部エリア(みなとみらい・関内)内の配送をエコロジーな自転車配送にシフトすることに賛成ですか?
- 6. 市民や学生と気候に関して対話の機会をつくりますか?
- 7. あなたが当選したら一番力を入れたい温暖化対策はなんですか?
- 8. 上記の回答内容をゼロエミ横浜などのSNSに公開してもよいですか?
ゼロエミ横浜では、アンケートにグーグルフォームを使用します。候補者リストをグーグルスプレッドシートで作成して、選挙区ごとに担当を決めて催促活動をする予定です。
でも、街で演説している候補者に出会ったら、その場で聞いてしまうつもりです。
候補者アンケートやってみたい!でも一人でできるかな、など相談ごとはお気軽にゼロエミ事務局へ!
アンケート活動までいかなくても、街角で候補者を見かけたら、ぜひ、気になることを話しかけてください。
選挙の機会にできること・選挙について話題にする
選挙のことについて友だちと話してみてください。話しづらければ、家族や親せきと話題にすることから始めてみてはどうでしょう。SNSでつぶやけば、同じ気持ちの仲間がみつかるかも。
・家族や友だちとの会話で・・・「どんな候補者がいいと思う?」「なにをポイントで選ぶといいかな?」「わたしは○○がおすすめ」
・仲間がいれば、選挙について話す会を開く
「お、すばらしい!」という候補者がいれば、「この人なかなかおすすめだよ~」と推してみましょう。
特定の候補者のおすすめに抵抗がある場合は、その候補者のFBやツイートの投稿をやんわりシェア。選挙区外に住んでいてもできますね。
選挙の機会にできること・候補者の応援をする
参政権は、投票と立候補だけではなく、応援する候補者を当選させるために選挙ボランティアをする権利も。
ゼロエミッションを実現する会では、会として個別の候補の推薦や応援、支持表明はしませんが、メンバーさんが”個人の資格・立場”で「この人」と考える候補者の応援をおこなうことは、推奨しています。
2021年7月におこなわれた都議会選挙で、目黒区の貴代さんが投票を呼びかけた人のなかで、その候補者に投票すると言ってくれた人は10人になったとのことですが、最終的にこの候補者は、6票差で当選したそうです。ほんとうに、あなたがどう動くかで、結果が変わることってあります。(貴代さんのストーリーを詳しく読む)
応援したいと思う候補者がいるなら、候補者のウェブサイトのフォームや、事務所への電話での連絡を通して、協力を申し出ることができます。
ただし、候補者の応援には、できることとできないことが法律で決まっているのでご注意を。
できること
・ウェブサイト等(ホームページ、ブログ、ツイッターやフェイスブック等のSNS、動画共有サービス、動画中継サイト等)で特定の候補者への投票を依頼する。
・候補者事務所に連絡してボランティア活動をする
できないこと
・電子メールで特定の候補者への投票を依頼する(ただしあなたが候補者本人は、してもOKです)
・投票日当日に、特定の候補者への投票を依頼する
* 18歳未満は特定の候補者への投票依頼はできませんが、「投票に行こう!」というよびかけはできます。
選挙ボランティアがしていること
選挙ボランティアは、こんなことをします。
これならわたしにもできそう… ということから始めたり、同じ候補者推しの友だちといっしょにやるのもいいですね。選挙事務所では、同じ気持ちの市民に会えますね。
ポスター貼り
候補者は、公示・告示日に選挙管理委員会で手続きをする。そのあと、あらかじめ決められた掲示板にポスター貼りをする。選挙区内にいくつも掲示板があるので、ポスターを貼る人手が要る。
証紙貼り
ポスターやチラシ、投票依頼はがきに「証紙」を貼る。選挙期間中、貼付できるポスターや配布できるチラシ、送れるはがきは、証紙が貼られたものだけ。証紙は切手のような小さなシールで、数千~万という枚数を貼るため、多くの手が必要となる。
チラシ配り
候補者が選挙演説をしているとき聞いている人などへ証紙を貼ったチラシを配る。
はがきの送付
証紙を貼ったはがきに宛名を書いたり、郵送の準備をする。
電話かけ
投票のお願いの電話をかける。選挙期間中、選挙事務所では電話を何台も置いて電話による投票依頼をおこなうが、電話は事務所からでなくても(選挙期間中は)自由にすることができる。ただし、公示日前・投票日当日は電話による投票依頼もできない。
選挙の機会にできること・投票に行く、呼びかける
たとえ理想どおりの候補者がいなかったとしても、ベストではなくベターを選ぶこと。棄権したり白票を投じるのではなく、有権者として考えた一票を投じることが、よりよい変化を生み出すことにつながっていきます。
自分が投票するのはもちろん、周りに投票を呼びかけて、変化の連鎖を広げましょう。
投票を呼びかける
#選挙でとめる気候危機 など、ハッシュタグをつけてSNSで発信したり、プラカードをつくってグループなどでスタンディングをしたメッセージ写真を広めたりしましょう。
投票を報告する
投票したら、「#投票したよ」「#投票しました」などSNSに投稿すれば、あなたのフォロワーさんに「選挙だっけ」と思い出してもらえるきっかけに。(期日前投票もできますよー)
選挙が終わっても….
選挙が終わったら、そこからまた新たなアクションを始めましょう。
ひきつづき、当選した議員にあなたの思いや情報を伝えていきましょう。
わたしたち市民と、市民の代表である議員が、いっしょによりよい社会をつくっていくために。
すでにそれをはじめている仲間もいます。
ひとりでできることには限界があるけれど、仲間といっしょにできることは無限大です。
ゼロエミッションを実現する会では、市民からの自治体・議会へのアプローチを行っています。
今まで取り組んだことのない方でも大丈夫。
「ゼロエミッションを実現する会」には、たくさんの仲間がいます。
ご参加リクエストをお待ちしています!
Slackは、地域別チャンネルを中心に具体的なアクションを行うコミュニケーションツールです。
Facebookグループは、アクションのための情報交換を行うグループです。