アクションブログ
「ゼロエミションを実現する会」の活動や関連する情報をブログで紹介しています。
随時更新していますので、ぜひ、チェックをしてみてください。

「GENESIS松島」石炭火力発電所の環境アセスへの意見提出を!「意見書を書く会」も開催します

2022.09.02

目次

老朽石炭火力の再稼働を、意見書の提出で止めよう!

気候変動の大きな要因である温室効果ガス。その排出要因の一つが、電気などエネルギーをつくるための化石燃料の燃焼です。

しかし、排出量を減らしていかなければならない中、CO2の排出量が多い石炭火力発電所をこれから動かそうという計画があります。

その発電所が、CO2が1割程度しか減らない設備をつけて再稼働させようという「GENESIS松島」石炭火力発電所です。

この再稼働に対し、私たちが意見を提出できる手続きがあります。ぜひ、意見書を出しましょう!

<問題点についての解説> 参照:https://beyond-coal.jp/news/matsushima-brochure-2022/

GENESIS松島計画のここが問題!
  • 新技術を導入しても、当面は石炭との混焼になるのでCO2削減効果が乏しく、排出継続になる
  • 老朽化した石炭火力発電所を使い続けることになる
  • 大気汚染対策が不十分で健康への影響が懸念される
  • 再生可能エネルギーの導入と普及の足枷になる

事業者「J-POWER」のプレスリリースはこちら

意見書提出の締切:2022年10月17日(月)まで
意見提出を含め、詳細はすべてこちらから

「意見書を書く会」を開催します!

「ゼロエミッションを実現する会」では、意見書提出締切日の10/17(月)までの毎週土曜日あさ10:30〜11:00の時間、オンラインで「意見書を書く会」を開催します。(この期間、定例相談会は10:00〜10:30までとする予定です)

ぜひ、書きにいらしてください!

イベント詳細

「GENESIS松島」石炭火力発電所の環境アセスへの✍️意見書を書く会✍️
主催:ゼロエミッションを実現する会
日時:9/3(土)〜10/15(土)までの毎週土曜日あさ10:30〜11:00(予定)
開催方法:Zoomミーティング

全日程(予定):
2022年9月3日(土)午前10:30〜11:00
2022年9月10日(土)午前10:30〜11:00
2022年9月17日(土)午前10:30〜11:00
2022年9月24日(土)午前10:30〜11:00
2022年10月1日(土)午前10:30〜11:00
2022年10月8日(土)午前10:30〜11:00
2022年10月15日(土)午前10:30〜11:00

参加方法:
【すでにFBグループやスラックに参加されている方】
申込み不要です。FacebookグループのイベントページにあるZoomリンクからご参加ください。

【上記以外の方】
こちらのオンラインイベント申込みフォームからお申込みください。Zoomリンクをお送りします。

再稼働計画や意見書提出について学べる「勉強会」もあります

石炭火力発電に反対する活動をしている350NewENErationでは、平日夜21時から「勉強会」を開催します。ぜひ、ご参加ください。
▼詳しい日時はこちらからご確認ください

10/12までにフォームに記入すれば、代わりに提出してくれる

なお、意見書の提出は「封書」でなければなりませんが、封書で出せない方のために、以下のフォームに入力すると“ACT松島”が代わりに封書で提出してくれます。(こちらの締切は10/12水まで
▼フォームはこちら

※ 計画詳細については、GENESIS松島特設サイト「ACT松島」を参照してください。

【追記】みんなが送った意見

熱波や水害など、気候変動の影響で地球環境や人・生き物の命が脅かされています。気候変動の大きな原因の一つが、「石炭火力発電」です。「GENESIS松島」では、従来型の石炭火力発電より1割ほど排出される二酸化炭素の量が削減されると報道されています。1割程度しか削減できないのでは、年間数百万トンもの二酸化炭素が排出されることになります。そもそも年間何万トンの二酸化炭素が排出されるのかわかりやすい形で明らかにしてください。破局的な気候危機を回避するためには、2050年に温室効果ガス排出実質ゼロ、2030年に世界で約半減(世界中の国々合わせて半減ということは、先進国である日本はより大幅に削減しなければならないということです)させなければなりません。先進国は2030年までに石炭火力を廃止するというのが国際合意です。いま、従来型より1割程度しか排出量が削減されない石炭火力発電所をつくる余裕はありません。環境保全の見地から、GENESIS松島の計画に反対します。
JENESIS松島の石炭火力をガス化施設を整備し延命することに環境保全の点より反対致します。
今、CO2排出により気候変動が深刻な事態になっていることは、ご承知の通りだと思います。
先日、パキスタンでは、温暖化による気候変動で壊滅的な災害があったことは、深く受け止めなければならないと思います。
石炭火力の延命は、パキスタンの被災した人々へ顔向けできるものではないと思いますが、いかがでしょうか?
パキスタンはCO2を全体の1%も排出していないのにもかかわらず、気候変動による大雨、また、ヒマラヤの氷河の溶解により国土の1/3が水没したと報道があります。
私達先進国が排出した、CO2のためです。
人道的な観点からも、石炭火力の延命は、考えられないと思います。
効率化したとしても、10%の削減では、温暖化の脅威は止められないと思います。
さらに、今回、松島で事例を作ることも問題だと思います。
未来を守るために、多少効率化しても、今回の計画は白紙でお願いいたします。
これだけ、温暖化により豪雨、台風の激甚化が指摘されている中、なぜ、CO2をただ同然で排出してもよいと考えられるのでしょうか?
その付けは、未来で払わなくてはなりません。
また、石炭の価格高騰もあり石炭火力にお金をかける余裕はなくなってきていると思います。化石燃料にお金をかけるほど、円安の影響もあり日本からお金が出ていきます。
再生可能エネルギーへのシフトの資金を当てた方が、経済にもプラスとなり、新しい雇用が創出できます。
運転を稼働すると何十年も稼働しなくてはいけなくなります。
松島の火力発電は、いままでの電気供給をしていただいたことに感謝しつつ、役目を終えるという選択をお願いしたいと思います。
GENESIS松島計画に反対です。
理由:
長い目で見て、燃料コストが低くなるのは、自然エネルギーだけです。
石炭火力発電から撤退し、自然エネルギーでの発電施設へ転換してください。*なお、資源節約や、多くの方からの意見を聞いていただくために、オンラインでの意見受付をお願いします。
GENESIS松島計画に、環境保全の見地から反対します。
菅前首相は、2020年10月26日の所信表明演説で「カーボンニュートラル宣言」をしています。さらに、2021年4月に、2030年度において、温室効果ガス46%削減(2013年度比)を目指すこと、さらに50%の高みに向けて挑戦を続けることを表明しています。
2030年までに温室効果ガスを日本全体で半減させるためには、省エネルギーをすすめ、温室高ガスを大量に排出する化石燃料の使用を一刻も早く止める必要があります。GENESIS松島計画は2026年から稼働する予定と聞いています。止めなければならないものをこれから作って動かすというのはとても疑問です。効率が向上するといっても、CO2を大量に排出することに変わりはありません。化石燃料の中でも、最もCO2を排出する石炭火力は廃止していかなければならない設備だと考えます。
GENESIS松島計画に反対します。
前回の意見書で、CO2をどれくらい出すのか、きちんと数字を出してくださいと意見を出しましたが、今回の方法書にも、書かれていないようです。きちんと数字を出し、それが日本政府がめざすカーボンニュートラル実現にどのような影響を与えるのかをきちんと示してください。
GENESIS松島計画に反対です。
地元の自治体住民の方の、GENESIS松島計画に対する認知がとても低いと聞いています。どれほどCO2が出るのか、有害物質はどれくらいでるのか、どんな健康リスクが考えられるのか、そうしたことの地元住民の方々への周知がないのは、非常に不公正だと考えます。
GENESIS松島計画に反対です。
計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の中に「我が国の温室効果ガス削減目標と整合した対応の道筋が描けない場合には事業実施の再検討を含め、あらゆる選択肢を検討すること」とあります。我が国の温室効果ガス削減目標は2030年までに2013年日で46%から、50%削減の高みを目指すものです。その目標と整合した対応の道筋を教えてください。今回の環境影響方法書では、その道筋は書かれていません。
「GENESIS松島計画 環境影響評価方法書のあらまし」に、「アンモニア等カーボンフリー燃料導入時は」とあります。ここでいうアンモニアは、製造時にCO2を出さないのですか?Japan Beyond Coalのファクトシート「水素・アンモニア燃料 ─解決策にならない選択肢」には、「水素やアンモニアは石炭・石油・天然ガスなど化石燃料から製造されるため、製造段階で大量のCO2が排出されます」「アンモニアの工業製造プロセスは、水素と窒素を高温高圧化で触媒反応させるハーバー・ボッシュ法という方法が主流で、そのエネルギー源でも化石燃料が燃やされるため、多くのCO2を排出します。日本のアンモニア消費量は2019年時点で約108万トンです。今後、国内で石炭火力での混焼がすすめられた場合、石炭火力20%混焼する場合で、約2000万トン、専焼する場合で約1億トンが必要と試算されており、生産・運搬などで膨大なエネルギーが必要となります。
 日本で生産しなければ、日本のCO2排出量としてカウントされませんが、日本の“ゼロエミッション”の実現のために、海外でCO2排出量を増やすのは本末転倒です」とあります。
アンモニアを混ぜて燃やすのは二酸化炭素排出抑制になるのですか?

わたしたちと一緒に活動しませんか?

ゼロエミッションを実現する会では、市民からの自治体・議会へのアプローチを行っています。
今まで取り組んだことのない方でも大丈夫。

「ゼロエミッションを実現する会」には、たくさんの仲間がいます。
ご参加リクエストをお待ちしています!

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