アクションブログ
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あなたの自治体の議員とつながろう

2023.05.18

統一地方自治体選挙も終わり、新しい議員が誕生しました。
さっそく、あなたの「代弁者」として、活躍していただきましょう。

議員の仕事には大きく以下の二つがあります。

  • ⚫︎行政がおこなう施策のチェック
  • ⚫︎有権者の声を反映させる

それを、議会での質問や議会外での行政との対話や、要望活動などによっておこなっています。

このブログを読んでいるあなたはきっと、「地球温暖化」について心配し、自分の住んでいるところの自治体に「気候対策」を強化してもらいたいとおもっていらっしゃるでしょう。

自治体の気候対策を強化するには議員に行政の気候対策をチェックしてもらい、あなたの思いや考えを行政に伝えてもらう必要があります。(もちろん、あなたが行政に直接声を届けることもできますが、今日は、議員を通して… ということをテーマとします)

それでは、どうやってあなたの声を議員に届ければいいのでしょうか?

あなたが友だちからなにか頼まれたとき、その友だちをどれくらい知っているかによって、または自分のことをどれくらい知ってくれているかによって、同じことを頼まれても、気合いの入れ方がちがってくるのではないでしょうか?

議員の場合も同じで、あなたを知ってもらうこと、相手を知ることがとても大切です。

つまり関係づくりです。

    

目次
>🔹議員との関係づくりのステップ 1 SNSをフォローする
>🔹議員との関係づくりのステップ 2 意志を伝える
>🔹要望の伝え方・内容
>🔹ゼロカーボンロードマップを要望
> 〔メッセージ例〕

目次

🔹議員との関係づくりのステップ

1 SNSをフォローする

あなたの自治体の議員のSNSをフォローしましょう。

とくに、最大会派の議員は政策を実現する力がもっとも大きいので、ぜひ、フォローして、日々、どんな活動をしているのかチェックしてください。

そして、会派の大きさにかかわらず、あなたと価値観を共有しているような議員も、もちろん、フォローして、日々、どんな活動をしているのかチェックするといいと思います。

2 意志を伝える

相手のことを知ったら、SNSのコメント欄やダイレクトメッセージ(DM)機能を使う、または電話する、さらには対話する、などの方法であなたの意見を伝えましょう。まずは「いいね」をするだけでもいいのです。

   

🔹要望の伝え方・内容

さて、いま、ほとんどの自治体で議会が開かれています。

議会には本会議と、ある分野にかぎったテーマを議論する委員会があります。

自分の自治体の気候対策を強化したいと思っているなら、ぜひ、本会議や委員会で気候対策について質問をしてもらいましょう。

議員が質問をすることは、行政に、気候対策についてより進めてくれることにつながります。

あなたから、こんなことを質問してほしい、と要望を伝えましょう。

伝え方は、SNSのメッセージ、メール、電話、対面などいろいろあります。

自分のできる範囲で伝えてみましょう。

でも、「気候対策を進めてほしいけど、具体的に何を質問してほしいかよくわからない」という方もいらっしゃるかもしれません。

そんなときは、気候が危機的状況にあることを伝え、だから、気候対策を強化してほしいと要望するだけでも、「有権者は気候対策を強化してほしいと思っている」ことが伝わり、議員の意識が変わったり、議会質問がなされれば、行政にも伝わります。

議員も行政も、気候対策以外の課題を山のように抱えているので、気候変動について関心がない方がたくさんいます。

なので、あなたの一言がとても重要です。

   

🔹ゼロカーボンロードマップを要望

ゼロエミッションを実現する会・横浜では、市議会議員たちに、気候対策強化のための質問をしてください、と要望をメールや電話、対話を通して伝えています。

一つには、2030年温室効果ガス削減目標実現にむけてのロードマップの作成を要望しています。

目標を達成するためには、具体的な実現までの道のりを示したロードマップが必要不可欠です。

目標と施策を示すだけではなく、いつまでにどの施策をする、次はどの施策をする、という工程を示すことで、どうやって目標を達成していくかが明確になり、また全体像を俯瞰できます。

ロードマップによって全体像を把握できれば、より具体的な個別の施策の立案に役立ちますし、ロードマップの公開により、関係者のみならずすべての人々と目標とそこにいたる道のりを共有することができます。

   

長野県では、部門ごとにロードマップ骨子をつくっています。

●長野県HP:長野県ゼロカーボン戦略(第四次長野県地球温暖化防止県民計画、第一次長野県脱炭素社会づくり行動計画)【令和3年6月策定、令和4年5月改定】
(サイトの一番下にリンクがあります)

どこの自治体でも作れるはずですし、ゼロカーボンの達成のためにはつくることが必要です。

まずは、あなたの自治体でもつくることを議員に提案し、議会でとりあげてもらいませんか?

よかったら、以下の文章を参考に、議員にメッセージを送ってみてください。

〔メッセージ例〕

こんにちは! 〇〇に住んでいる〇〇です。

〇〇(SNSなど)で、活発なご活動を拝見しています。
いつもいろいろありがとうございます。

今日は、ぜひ、議会で、「ゼロカーボンロードマップの作成」についてとりあげていただきたく、メッセージをさしあげています。

実はわたしたちの自治体にはゼロカーボンを達成するまでの「ロードマップ」がありません。

ロードマップとは、目標までの道のり(行程)を、時系列順に示すものです。ロードマップの公開により、関係者のみならずすべての人々と目標とそこにいたる道のりを共有することができます。

長野県では2023年3月に分野ごとのロードマップを示した「長野県ゼロカーボン戦略 ロードマップ骨子」を公表しています。

●長野県HP:長野県ゼロカーボン戦略(第四次長野県地球温暖化防止県民計画、第一次長野県脱炭素社会づくり行動計画)【令和3年6月策定、令和4年5月改定】
(サイトの一番下にリンクがあります)

ぜひ、私たちの自治体でもロードマップを作っていただきたいです。

行政へのお問い合わせや、議会で質問するなど、お力添えをお願いいたします。

(参考:「長野県ゼロカーボン戦略ロードマップ骨子」より)

    

   

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