8月17日(火)20時〜 中野区環境基本計画パブコメ相談会@googlemeet→資料掲載済
2021.08.12
こんにちは!
中野区では8月12日〜9月1日まで、脱炭素社会に向けて重要ないくつかの計画案についてパブリックコメントが実施されています。
ゼロエミッションを実現する会では中野区メンバーを中心に『パブコメ相談会』を実施いたします。
まずメンバーからポイントを15分程度スライドを使って説明します。
その後、各参加者は自由に質問や議論を行う予定です。
中野区民、中野区関係者のみならず、ご興味のある方は自由にご参加ください。
申し込みは必要ありません。
◎ツール
googlemeetを利用します。
以下リンクをクリックしてPCブラウザでご参加いただくか、スマホの場合にはgooglemeetアプリをダウンロードしてご参加ください。
→ https://meet.google.com/isk-adbk-zsf?authuser=1&hs=122&ijlm=1628743591401
◎当日資料
中野区環境基本計画 パブコメ相談会資料2021.8.17
https://drive.google.com/file/d/1SXhF7COrFbqhZRis6syTbVKG_8tiNgsF/view?usp=sharing
中野区第4次環境基本計画についてのパブコメ案2021.8.17
https://drive.google.com/file/d/1-2YGq9FxCQaqANI8HgqNqZtsU_zp0ZWz/view?usp=sharing
第三次中野区地球温暖化対策地方公共団体実行計画事務事業編(素案)についてパブコメ案2021.8.17
https://drive.google.com/file/d/1-2J1k9lnPKN63dFd35hCL29R8uOOesMv/view?usp=sharing
中野区ゼロカーボンシティ宣言(案)パブコメ案2021.8.17
https://drive.google.com/file/d/1-0gHOcIMG3DETdI6zqGUbfZ3G0kltC9q/view?usp=sharing
◎参考資料
「中野区ゼロカーボンシティ宣言(案)」に係るパブリック・コメント手続を実施しています。
https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/472000/d031076.html
「第4次中野区環境基本計画(案)」に係るパブリック・コメント手続を実施しています。
https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/472000/d031075.html
意見交換会実施結果について
https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/472000/d030990_d/fil/ikenkoukankaikekka.pdf
中野区第4次環境基本計画についての意見2021.3.22_江沢
https://docs.google.com/document/d/1-dfFE8g8Kj5CuNMl6pvx8KPTEXn2B9LV0QXcbbG8xqk/edit?usp=sharing
第3次中野区地球温暖化対策地方公共団体実行計画(案)についてのパブリック・コメント手続を実施中です
https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/472000/d031046.html
中野区区有施設整備計画(案)に関する意見の募集について
https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/101500/d030953.html
◎中野区第4次環境基本計画(案)について
P5.
国の動向について
・時系列ではなく最新の情報を上に記載するよう変更してほしい。区民に対して2050年カーボンニュートラル社会が法律に明記することを周知するため。また、太文字やハイライト等で重要な文言を読みやすい工夫をしてほしい。
P8.
都の動向
- 東京都の環境基本計画は来年改定予定。東京都はゼロエミッション東京戦略 2020Update & Reportにしたがって動いているので、ゼロエミッション東京戦略についての明記を一番上にしてほしい
- 中野区がゼロエミッション東京戦略記載の2000年比50%削減の責務を果たそうとすると、2013年度比59%削減となるという文言を追加してほしい
P22.
- NDCの改訂、東京都環境基本計画の改訂、COPの動向、IPCCによる新たな科学的知見が発表等、世界の気候変動を取り巻く状況が変わったタイミングで、環境基本計画の見直しができるための文言を追加してください。例)5年に満たなくても大きな社会変化があった場合には環境基本計画の見直しを行うことがある、等。
P26
P27
P28
- 1文目は以下を提案します。”2050年までの脱炭素社会実現に向けて地球環境にやさしい区政、脱炭素なまちづくり、環境負荷の少ないライフスタイル、区有施設における取り組みを推進します。” 理由は、2050年までに脱炭素社会が必須であることの周知と、区民のライフスタイル変更よりも、政治行政社会が変わることの方が脱炭素社会に寄与するため。
P32.
- 文末に、また、環境基本計画の進捗状況について年に1回以上ホームページ等で区民に共有します、を追加。
P35.
目標について
(前提として2012と2013はほぼCO2量が0.3%しか変わらないためそれほど区別して記載していません)
- 2017年度(2012年度比)時点で既に12.3%のCO2削減を達成されています。平均で年2.47%の削減が2012年度より続いています。2020年度の数値が出てきた(2022か2023頃?)際には、そのまま直線を引いた場合には19.7%削減となります。
- 現状予測は2020年度12.1%削減となっていますが実際には19.7%程度であると予想されます。コロナの影響もあり世界的にもCO2は6%程度減っておりますので、さらに削減されている可能性もあります。
- 平均年2.47%の削減を続けた場合、2025年は32.1%、2030年は44.4%削減となります。これまでの中野区の努力をしっかりと継続していくことでほぼ第4次環境基本計画の目標は達成されることとなります。施策の積み上げではないですが、これまでの努力の延長線上で達成できる目標設定に見えます。
- また、国がCO2削減で苦慮する部分は最終的には鉄鋼、化学、洋紙等の産業部門です。中野区のように民生家庭と民生業務がほとんどのCO2排出を行っている排出構造であれば、産業部門を含めた国の目標よりも先んじて削減が可能であり使命かと思います。
- バックキャスティングあれば最低でも東京都の2030年カーボンハーフ目標に整合した中野区目標2030年59%削減(2013年度比)を目指していただきたい
- 59%削減を目指した場合、これまでの平均2.47%削減を続けた2030年予測との差分は14.6%となります。この差分を埋めるために国、東京都や他自治体とも協力し、議員のみなさんや市民を巻き込んで施策を考えて埋めていくのが正当なバックキャスティングでの削減目標に思います。
- また、ドイツを本拠地とする独立科学機関のクライメート・アクション・トラッカーは、1.5度目標達成のためには少なくとも日本の2030年削減は62%以上を要するとして大きな削減が必要としています。
- 同団体は2021年5月4日に「日本や米国などが新たに発表した2030年までの温室効果ガス排出削減目標を達成しても、世界の平均気温は産業革命前より2.4度上昇する」と発表しています。
出典)
- https://climateactiontracker.org/documents/849/2021_03_CAT_1.5C-consistent_benchmarks_Japan_NDC-Translation.pdf?fbclid=IwAR0pqLIYYc8yeF0YmjOCRDhXG5F5Gf3AZtHG_iwJ1Tbj_NkuT8qKQbu13qk
- Global update: Projected warming from Paris pledges drops to 2.4 degrees after US Summit: analysis | Climate Action Tracker
- また、国連環境計画は2019年GAPレポートで1.5℃目標を達成するには2020年から排出削減レベルを5倍にする必要があると指摘しています。
出典)
- 国連環境計画 GAPレポート2019 P9 https://www.iges.or.jp/jp/publication_documents/pub/policyreport/jp/10436/UN_Emissions+Gap+Report_2019_J.pdf
- 産業革命前から1.5度未満におさえることを追求するためには、2030年までの排出量削減を大きくしなければならないというのが科学的知見です。中野区も世界の一員として2030年に62%削減目標もしくは最低でも東京都目標に整合性のある59%削減の設定をしていただきたいです。
- 2030年までの区民区事業者の再エネ利用率目標値50%以上に設定してください。現時点で正確に把握できなくとも区民アンケートを活用することである程度の数値を出すことができます。目標設定がない中で再エネ利用を推奨しても現在地が把握できません。
- 市民との協働および啓発効果もある気候市民会議の開催を追加
- 建物の断熱化促進→建物の断熱か及びZEH、ZEBを強力に進めるに変更
- 区有施設全ての電⼒調達においてRE100基準を導⼊を追加
- 国・東京都の補助⾦を活⽤し中野区内の既存建築物の省エネ改修を進める を追加
P47
- 環境に配慮した取り組みを行っている区民の割合という曖昧な基準のアンケートは不要だと思います。代わりに、以下のアンケートを提案します。
- 再エネ由来の電気を利用していますか
- 自宅・オフィス・工場の省エネは徹底して行っていますか
- 自宅・オフィス・工場の断熱は徹底して行っていますか
- 太陽熱・太陽光は導入していますか
- 環境活動に参加していますか(ゴミ拾い、コンポスト、ゴミゼロ、ゼロエミ活動等)
- 生ゴミ乾燥機か生ゴミコンポストを行っていますか
- ゴミの分別は徹底して行っていますか
- 等。もっといいアンケートは募集。
P55
- 現在の高断熱建築物は基準が古く高断熱ではない上に政策誘導効果が少ない。高断熱建築物基準を新たに設定しゼロエネルギー住宅、建物を推進する、という文言を追加。
P56.
カーボンオフセット、Jverの推進
→カーボンオフセットは中野区ができることを全て行ってからそれでも排出が残る数%を2050年までの実質ゼロを達成する際に行うべき施策かと思います。現時点では、中野区のその他の脱炭素政策に予算を割り当てるべきと考えます。
P57
- 2030年までにLED比率100%を目指すと明記。LEDが設置できない場合だけ例外可。
- 区有施設への太陽光、太陽熱は原則必須とする。新設は原則義務化を明記。
その他
- 区民が環境問題について情報交換やNPO活動を行えるスペースを設けてほしい
参考)
中野区のCO2削減目標表
◎第三次中野区地球温暖化対策地方公共団体実行計画事務事業編(素案)について
全体
- 太字やハイライトを使って強調したいワードは見やすいようにしてほしい
P19
- 2019年度までに2012年比度で36%CO2が削減されたのにもかかわらず、2030年目標が2013年度比46%削減と低い。
- 区管轄の設備だけの問題なので、全て再エネに切り替えてCO2排出係数を下げることは容易です。2012-2019までの8年間で36%削減を達成したにも関わらず、2020年からの11年間で14%削減では目標設定が低すぎる。
- 東京都は2030年に再エネ比率50%目標。2021年7月に発表された国のエネルギー基本計画案においては2030年の再エネ比率36〜38%(2020年は21%)と示されている。CO2排出係数が今後さらに下がることも見込まれるため、2030年の目標を60%以上にあげていただきたい。
P20.
- 区民への進捗共有のため、施設ごとの電力会社、プラン、基礎排出係数、調整後排出係数、入札方法(随意なら随意)のHPへの公開を基本とする旨を記載。区役所の再エネへの取り組みが明確になり区民への啓発にも繋がる。
- 電力調達基準を明確化する旨を記載。RE100電力を原則とする旨を記載。もしくは少なくとも東京都に認定された電力会社からの調達とする。https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/02/10/documents/06_01.pdf
- 新築、改築時にはZEBの原則義務化を明記
◎中野区ゼロカーボンシティ宣言(案)について
2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求することが定められ、国は、2020 年 10 月に「2050 年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち 2050 年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と宣言しました。の後に、以下を追加。
現在、地球の平均気温は産業革命前から約1.09度(陸域は約+1.59℃)上昇し、IPCCの最新の報告では2030年までに1.5度前後地球の平均気温が上昇することは避けるのが非常に難しい状況であることが示されました。しかし、今すぐに行動を開始すれば、さらなる気候変動による被害を避けることができます。
最終行を変更
そして、「中野区ゼロカーボンシティ」をここに宣言し、2050 年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すと同時に、2030年までの9年間で集中的に二酸化炭素炭素排出対策を実施してまいります。
◎一緒に活動しませんか?
ゼロエミッションを実現する会では、市民からの自治体・議会へのアプローチを行っています。
今まで取り組んだことのない方でも大丈夫。
「ゼロエミッションを実現する会」には、たくさんの仲間がいます。
ご参加リクエストをお待ちしています!
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