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グッドニュース!国の断熱改修補助金「窓リノベ事業」、学校など非住宅も対象に。「先進的窓リノベ2026」で地域の脱炭素を加速させよう

2026.03.13

環境省の先進的窓リノベ事業2026の画像

こんにちは。ゼロエミッションを実現する会事務局の鈴木かずえです。自分の住んでいる自治体の気候対策を進めたい、と活動しているあなたに、素晴らしいニュースをお届けします。

国の断熱改修補助金「窓リノベ事業」が、2026年度からパワーアップ。補助対象がこれまでの「住宅」から、学校などの「非住宅建築物」にまで拡大されました。

これは、学校の窓を二重窓にすることにも使えるということです。学校断熱改修に取り組んでいるみなさんは、ぜひ、この情報をお住まいの自治体の教育委員会や、議員さんにお伝えください。

また、もちろん、図書館や公民館、保育所、郵便局などにも使えますので、それぞれの管轄の部署の方にお伝えできるといいですよね。(アイキャッチ画像は、先進的窓リノベ事業2026より)

補助対象に学校など「非住宅」が追加

先進的窓リノベ2026事業の事業概要によると、補助対象は、戸建、集合住宅によらず、既存の住宅および非住宅建築物に行う開口部の断熱性能を向上する事業です。この非住宅とは、建築基準法において第一種低層住居専用地域および第二種低層住居専用地域に建設することを認められている非住宅建築物を指し、以下が含まれます。(以下の表はe-govより)

つまり、寄宿舎、学校、神社、お寺、教会、老人ホーム、保育所、福祉ホーム、お風呂屋さん、診療所(クリニック)、交番店舗(コンビニや美容院などなど)・飲食店(ただし、2階以下で床面積150㎡以内)などが含まれます。

補助枠も大規模に。非住宅は最大1,000万。

補助額も大規模になりました。非住宅は最大1,000万円となっています。
<上限額>
・住宅 1戸あたり100万円 
・延床面積240㎡以下の非住宅建築物 1棟あたり100万円 
・延床面積240㎡を超える非住宅建築物 1棟あたり1,000万円
※交付申請は、1申請あたりの合計補助額が5万円以上の工事を対象とします。

いろいろな窓が対象(ドア交換も)

対象工事は、ガラス交換 内窓設置 内窓設置 外窓交換 外窓交換 ドア交換です。

(上図は先進的窓リノベ事業2026 ウェブサイトより)

これを使ってあなたができること

①学校の断熱改修を後押し

「夏は暑すぎて冬は寒すぎる」日本の学校。これまでエアコン設置が優先されて、後回しになっている教室の断熱改修ですが、この補助金を活用すれば、コストを大幅に抑えることができます。子どもたちに、夏涼しく、冬暖かい教室を。あなたが先生や保護者、生徒当事者なら、教育委員会や議員さんも真剣に話を聞いてくれると思います。

また、2月に発表された自治体の予算(当初予算)に計上されていなくても、こうした国の大規模な補助事業が発表されたタイミングであれば、「補正予算を組んで進めませんか」という提案がしやすいと思います。

わたしは、以下のようなメールを地元の教育委員会に出しました。

件名: 【ご提案】国の「窓リノベ補助金」拡充に伴う学校施設の断熱改修について
教育委員会 学校の設備のご担当者さま
突然のご連絡失礼いたします。 私は鈴木かずえと申します。 日頃より、子どもたちの安全で健やかな学習環境を整えていただき、深く感謝申し上げます。
本日は、令和8年度(2026年度)から実施される国の補助事業を活用した、学校の断熱改修(二重窓化等)について、ぜひご検討いただきたくご連絡いたしました。
現在、夏の記録的な猛暑や冬の冷え込みによる教室内の温度管理が課題となっております。エアコンを稼働させていても、窓際からの熱気や冷気により、子どもたちの健康面や学習への集中力への影響が懸念されています。貴委員会におかれましても、一部の施設で遮熱塗料塗布などの暑熱対策がとられている旨、お伺いしております。また、大規模改修工事の際にも断熱改修工事を検討されているところだと思います。
そんな中、環境省等の「先進的窓リノベ事業2026」において、補助対象がこれまでの既存住宅から、学校を含む非住宅建築物へと大幅に拡大されました。
本事業のメリット:
・財政負担の軽減: 国の補助金を活用することで、自治体の単独予算を抑えた改修が可能です。
・光熱費の削減: 窓の断熱化により空調効率が劇的に向上し、年間の維持管理費を削減できます。
・教育環境の向上: 結露の防止や遮音効果もあり、静かで清潔な教室環境が実現します。
・防災機能: 避難所としての機能(冬季・夏季の居住性)も強化されます。
この国の大規模な支援を活用し、市内小中学校の教室の改修について、ぜひ補正予算への組み込みをご検討いただけないでしょうか。夏の暑さが最も厳しい最上階の教室だけでもご検討いただけると大変ありがたく存じます。
「先進的窓リノベ事業2026」公式サイト:https://window-renovation2026.env.go.jp/
子どもたちが、より快適な環境で学びに集中できるよう、前向きなご検討をいただけますと幸いです。 お忙しい中恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。

または、「こういう補助金が出てますけど、活用する予定はありますか?」という問い合わせをしてみても、よいかもしれません。提案と同じように、「知ってもらう」という効果があります。

② 自治体の様々な部署の施設に断熱改修を提案

「夏は暑すぎて冬は寒すぎる」のは、学校の教室だけではありません。地域の避難所になる公民館、お年寄りが集まる福祉センター、そして小さな子どもたちが過ごす保育所….あなたがもし、特定の施設の利用者や職員、あるいは近隣住民なら、それぞれの管轄部署へ「この補助金を使って改修しませんか?」と提案するのはいかがでしょう。

福祉関連部局へ: 「老人ホームやデイサービスセンターの窓を断熱して、ヒートショックを防ぎませんか?」

子育て支援関連部局へ: 「保育所の窓を二重窓にして、赤ちゃんたちが健やかに過ごせる環境を整えませんか?」

防災関連部局課へ: 「災害時の避難所となる公民館や体育館の断熱性を高め、過酷な避難生活から市民を守りませんか?」

産業振興課へ: 「地元の商店街や個人商店(コンビニ・飲食店等)へ、この補助金制度を周知して地域経済を支援しませんか?」

あなたが、施設の利用者や利用者の家族であれば、ぜひ、その切実な声と、「国の補助金」という具体的な解決策をセットで届けてください。行政の担当者や議員さんは、前向きに検討を始めてくれるはずです。

わたしも、教育委員会へのメールを元にアレンジして各部局にメールしてみます。

③ 民間店舗への推奨

行きつけのコンビニやスーパー、職場のビルなどが「冬寒く、夏暑い」と感じるなら、この情報を店長さんや、最高責任者、設備の担当さんに、シェアしてみませんか?光熱費削減という経営上のメリットがあるため、喜ばれる情報になるはずです。

断熱は、人権。命を守る

窓の断熱は、CO2削減(気候対策)になるだけでなく、ヒートショックの予防、熱中症対策、そして災害時の避難所としての機能向上など、多くのメリットをもたらします。

ゼロエミッションを実現する会では断熱についてのウェビナーを開催したり、ブログで発信などしています。

断熱に取り組もう
国が学校の断熱改修をおすすめ 
ウェビナー「省エネ改修のこれから 建築家・竹内昌義さんに聞く」資料と録画

3月17日(火)にも断熱を学ぶウェビナーを開催します。ぜひ、ご参加ください。

建築家の竹内昌義さんに聞く「断熱」の力 〜省エネ・快適・そして防災も〜

[日時]3/17(火) 20:00〜21:00(〜21:30放課後あり)
[形式]オンライン(Zoomウェビナー)
[参加費]無料(寄付つきチケットあり)
[主催]国際環境NGOグリーンピース・ジャパン
[詳細]https://insulation-webinar20260317.peatix.com/ 












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