【終了/資料掲載】【8/24(土)16:30-ウェビナー開催】社会を変えるデザイン〜ノンデザイナーの市民がメッセージを発信するときに知っておくと役立つ、デザインきほんのき〜
2024.08.13
8/24(土)のウェビナー「「社会を変えるデザイン〜ノンデザイナーの市民がメッセージを発信するときに知っておくと役立つ、デザインきほんのき〜」は無事に終了しました。
本イベントには、101名さまにお申し込みいただき、54名さまにご参加いただきました。
たくさんの方のご参加、どうもありがとうございました!
●当日の資料は下記よりご覧いただけます
【資料】こちらから
※録画は準備出来次第共有いたします。
●いただいた質問にお答えいたします
当日いただいたご質問につきまして、回答の時間が取れなかったもの、そして回答済みのものに関しましても、広野さんより「口頭でお答えしたのとほぼ内容は同じですが、文にしたほうがわかりやすくなっていますし追記した内容もあるので、できれば全部いっしょに共有してもらえればありがたいです!」と共有いただきましたので、下記記載いたします。(広野さん、ありがとうございます!)
・ロゴについて、緑、赤系は避けた方がいいかな?と思ってましたが、大切なのは組み合わせですか?
〔回答〕 赤・緑ともはっきりと鮮やかで目立つ色なので、ぞれぞれ一色で使うのであれば問題はなく、ロゴに向いている色かと思います。赤や緑と組み合わせるのであれば白などコントラストがしっかりとつく色がいいかと思います。
・そもそも伝えたいことが多いとき、どうやって取捨選択したらよいでしょうか。また、QRコードで飛ばしたりするやり方の有効性はどうでしょうか。あと、デザインするときは全体のレイアウトを先に決めるのでしょうか。
〔回答〕 情報の取捨選択は、シリーズもので展開できるような尺のあるメディア/連投できるようなメディアであれば、削らずとも、順に(すべて)少しずつ発信していけばいいかなと思います。いずれにせよ、編集する部分は「テキスト」になるでしょうから、メッセージ・文言をよく練らないといけないですね。
QRコードで、ウェブなど詳細へ飛ばす方法は、ボリュームのある内容で全文を一面に入れ込むことができない場合は致し方ないと思います。その場合は、QRコードの先に確実にアクセスしてもらえるよう、掲載紙面で掴み(キャッチ)をデザインと言葉でしっかりとおこなわないといけないですね。
レイアウトの順は、媒体にもよりますが、全体を決めてから細部を決めることが多いかなと思います。
・おすすめの編集ツールはありますか?
〔回答〕 ノンデザイナーさんがデザイン・編集するのであれば Canva は非常に優れたツールだと思います。Photoshop や Illustrator など Adobe のデザインソフトは、ある程度の知識が要りますが、Canva はノンデザイナーがデザイン知識がなくてもそれなりのものが制作できるようにつくられたツールなので、ナビゲーションも感覚的にわかるようになっているので。
・素敵なお話、ありがとうございました。例えばチラシをつくる場合の質問です。紙に印刷する場合の、紙のサイズや形、紙の質感など、何かアドバイスが頂けたら嬉しいです。
〔回答〕 内容にもよりますが、やはり A4 が無難だと思います。昨今、紙だけでなく(同じものを)デジタル画像でも配布するケースが多いので、不定形だとスクリーンで見にくかったりするので。また、紙のサイズがあまり小さいと、おのずと文字も小さくなるので、ご年配の方など見にくくなってしまうため、老若男女がターゲットであれば A4 で白地が作りやすく見やすく、展開しやすいかなと。
質感は、個人的にはグロス(光沢)よりマットのほうが落ち着いた印象になるので好きですが(光沢はスーパーの特売チラシみたいな印象になるため)そこは好みかなと思います。ご予算に余裕があれば、できれば環境に配慮したインクや紙で印刷してくださる印刷屋さんで刷られるとよいかなと思います。
・アプリ知りたいです!
〔回答〕 わたしが使用しているのは、英語の iPhone 用のアプリでして、日本国内でインストールできるかわからないのですが(ごめんなさい)Sim Daltonism というもので、カメラフィルターを通して色弱の方がどう見えるかのシミュレーションを映し出してくれるものです。国内のものだと、色のシミュレータというアプリがあるようです。
・今日はありがとうございました。
年配の方々にスライドを使う機会があります。お勧めのデザインのヒントがありましたら、教えていただきたいです。
〔回答〕 明度や彩度が同じような色の組み合わせや、グレーやパステルカラーなどの淡い色は、ご年配の方々には見にくいかと思います。コントラストがはっきりとした色の組み合わせや濃い色を使用して、文字サイズはやや大きすぎるかな?と思うくらい大きいほうがいいかと。あとスライドを見せながらお話される場合だと「目で読むこと」と「耳で聞くこと」同時の情報処理が難しいかもしれないので、ページ一枚に掲載する情報量を極力少なくされたほうがいいかもしれません。文章ではなく箇条書きなどにまとめるといいかもしれないですね。
配色に関してはこちらのサイトに詳しくまとめられていました。
・それから、文章の後に句読点を打った方がいいかどうか、迷うときがあります。
〔回答〕 句読点の打ちどころは迷いますね。点(、)の場合は、多くなるよりも少ないほうがいいかなと思います。文章にリズムを付けるものでもあるので、過度に打つと文章の流れが妨げられて読みにくくなります。音読して読み返し、チェックしてみるのものもいいかと。ないよりはあったほうがいいですが、読みやすさを保つためには句読点の調整よりも一文が長すぎないようにカットするほうが吉の場合もあります。
・聞き逃したかもしれませんが・・
”市民のアクションにつながるデザイン”に関して、基本的に”伝わる内容”が大事と思いますが、アクションを引き出すデザインの工夫はあるでしょうか
〔回答〕 一歩を踏み出してもらえるような言葉があってのことですが、「自分が加われば変わるかもしれない・変えられる力があるんだ」という気持ちが持てるようなポジティブな印象づけを心がけることでしょうか。明るい色や、例えば斜体で太字の動きのある感じであるとか、呼びかけのことばが活きるようなイメージで表現されるといいかなと思います。
●アンケートにていただきましたご意見をご紹介いたします。
〔よかった点〕
・非常にわかりやすかったです!(茂木 邦夫 さん)
・デザインのきほんのきを知ることができた(稲垣 雅子 さん)
・デザインのことは全く無知だったので、全てが学びになりました。キャンバを使ってみようかな、と思いました。テキストのひらく、閉じるの話もすぐに役立ちそうです(橋本 容子 さん)
・具体的に活動に役立つ講座で、プロの方に教えていただく機会はとても貴重だと思いました。企画をありがとうございます。(高須 桃子 さん)
・色覚障がいを持った方への配慮や、素材を選ぶ際に気をつけないといけないことなど、市民運動向けの内容なのがとてもよかったです!あっという間に感じましたが、集中できる長さでちょうど良かったと思います。(戸田 真理子 さん)
・やってみようと思えました。(M.M さん)
・基本的な内容をまとめてくださり、わかりやすかったです。(N.T さん)
・初心者でもわかりやすい内容でした(K.T さん)
・デザインの有用性・ペルソナ設定の大切さ、伝えたい内容の集約など、たくさん伺えてよかったです。ひらがな・カタカナが多いと幼稚に見えると思っていたので、受け手の情報処理速度と関係していたこと、情報量が多いときは(多くなくても)デザインだけでなくコピーライティングも大事という話は、大変参考になりました。(M.O さん)
・所属団体のinstaアカウントを作ったきり、写真があるときしか投稿できていませんでしたが、Canvaを活用して、始めて見ようかなという気にさせてもらえました。初心者にわかりやすくポイントがまとまっていました。最後にいただいた宮沢賢治さんのお言葉にも背中を押してもらって、少しずつ継続していければと思います。(Y.O さん)
・1時間でさっと基本をバランスよく理解することができました。(匿名の方)
・デザインを仕事にしていない人でも普段から活かせそうなポイントがまとまっていて、とても勉強になりました。また、デザインそのものだけでなくテキスト表記などの説明も興味深く、早速活かしていきたいと思います。(匿名の方)
・わかりやすかったです(匿名の方)
・とてもわかりやすく、自分でも整理しながら学べた。(匿名の方)
・デザインの基本的なポイントについて教えていただけて良かったです。(匿名の方)
・自分が伝えたい内容を、どう考え整理していけば相手に伝わる形に整えていけるのかについて具体的にうかがえたことがとてもありがたかったです。(匿名の方)
・プロからデザインを学べる貴重な機会でした。よくない例と良い例の例は分かりやすかったです。(匿名の方)
〔改善点〕
・質疑の時間がもう少し長いと嬉しいです。(橋本 容子 さん)
・時間が短いので、2弾、3弾とやっていただければと思います(匿名の方)
・実際の素材で、改善点など知りたかった。デザインの古い、新しいで比べて欲しかった。今風なデザインを知りたいというか…。(匿名の方)
→事務局より:ご意見ありがとうございます。ウェビナーの所要時間につきましては、次回イベント時に充分考慮し、Q&Aの時間をできるだけ取れるよう心がけたいと思います。
また、デザインに関するウェビナーは定期的に開催していきたいと考えておりますので、今回いただいたご意見も内容に反映させていきたいと思います。
〔その他の感想〕
・情報を詰め込みすぎないようにすることがすっきりしたデザインを作る方法なのかなと思いました。デザインをしたときにレイアウトが洗練されないのですが、教えてもらったツールを調べてみようと思います。(稲垣 雅子 さん)
・市民活動がイケていないのはよろしくないので、このように、かっこよくなる手助けはとても良いと思います。(高須 桃子 さん)
・いつもお世話になってます!活動を始めた人にとって、かゆいところに手が届く内容のセミナーで本当に助かりました。応用編や初心者編もあったら嬉しいです。(戸田 真理子 さん)
・ひらごなと漢字で印象が違うのはなんのなく感じていたけど、そうなんだなと思いました。(神谷 友子 さん)
・興味深い企画をありがとうございました。もう少し踏み込んだ内容での次回があれば、ぜひ参加したいです。(N.T さん)
・デザインのことを知るのは少し億劫な気持ちがあったのですが、今日は初心者向けということで参加してみて正解でした!現在海外在住のため、ゼロエミッションを実現する会の活動については、instaフォローなどで拝見させていただいています。(Y.O さん)
・とても使えそうなデザインアプリを教えてもらえて、よかった。早速試してみたいです。(匿名の方)
・無料のウェビナーでデザイナーの広野さんに直接デザインの基本的なポイントを教えていただけたので満足する内容でした。(匿名の方)
・貴重な機会を設けていただきありがとうございます。自分でも社会問題についての発信に挑戦してみようと思えました。継続の大切さにもとても共感しました。
ゼロエミッションを実現する会にも興味はあるのですが、定期的な活動をする余力が今はないので、またタイミングが来たときは参加させていただきたく思います。(匿名の方)
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ウェビナー開催のお知らせ
「社会を変えるデザイン〜ノンデザイナーの市民がメッセージを発信するときに知っておくと役立つ、デザインきほんのき〜」
〔開催日時〕2024年8月24日(土) 16:30〜17:30
〔開催形式〕オンライン(Zoomウェビナー)
環境問題 x グラフィックデザインについて、その分野でプロフェッショナルである広野祐子さんに、ノンデザイナーの市民がグラフィック/ビジュアルをつくってメッセージを配信するときに知っておくと役立つ「きほんのき」をお聞きします。
インスタ発信、チラシ作りなどをする機会があるけど、デザインを学んだことがない、、学んでみたい!という方、ぜひご参加ください。
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社会を変えるデザイン〜ノンデザイナーの市民がメッセージを発信するときに知っておくと役立つ、デザインきほんのき〜
[開催日時]2024年8月24日(土) 16:30〜17:30
[開催形式]オンライン(Zoomウェビナー)
[参加費]無料(寄付つきチケットあり)
[講師]広野 祐子さん(グラフィックデザイナー / cabin8design)
[主催]ゼロエミッションを実現する会
[協力]国際環境NGOグリーンピース・ジャパン
[申込]https://design-basics-0824.peatix.com
<講師プロフィール>
広野 祐子(ひろの・ゆうこ)さん(グラフィックデザイナー / cabin8design)
国際環境 NGO にスタッフとして勤務していた折、市民のアクションにおけるデザインの必要性を感じてグラフィックデザインを学ぶ。 その後(2006年〜)フリーのグラフィックデザイナーとして、環境問題をはじめ人権・福祉関連の NGO や市民グループの制作物・出版物を専門にデザインに携わる。2012年より英国・スコットランド在住。
<プログラム(予定)>
16:30 開会あいさつ ゼロエミッションを実現する会
16:35 社会を変えるデザイン きほんのき
・市民のアクションとデザイン
・デザインをする前に(準備のキーポイント)
・印象と信憑性
・フォントとテキスト
・配色
・レイアウト
・想像力を助けるもの
・まとめ
広野 祐子さん(グラフィックデザイナー / cabin8design)
17:20 質疑応答 ファシリテーター:鈴木かずえ(ゼロエミッションを実現する会/国際環境NGO グリーンピース・ジャパン)
17:29 閉会あいさつ ゼロエミッションを実現する会
ゼロエミッションを実現する会では、市民からの自治体・議会へのアプローチを行っています。
今まで取り組んだことのない方でも大丈夫。
「ゼロエミッションを実現する会」には、たくさんの仲間がいます。
ご参加リクエストをお待ちしています!
Slackは、地域別チャンネルを中心に具体的なアクションを行うコミュニケーションツールです。
Facebookグループは、アクションのための情報交換を行うグループです。